やさしい野生時間

いのちがのびのびしている世界につなげたい~保健師・Nurseのブログ

LOHAS保健師(案)がうまれた時~共鳴が運命の引き金に

 東京でも明日からの寒さ予報が出ている中、あたたかさ満載感の冬模様だった、日曜日の皇居東御苑と、その近くの花々たちを振り返りました。

あまりにも空が青くて、都心とは思えない東御苑。そして、おじさん、おばさん、お兄さん、お姉さん(はあまりいません)にスマホやiPhonを終始向けられ続ける、冬に咲く可憐な希望を感じる桜。だれもが「あらあ・・・」と見上げてしまう存在です。

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赤というより、紅という感じでした。

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それにしても、花やかわいい生きものとか、赤ちゃんとか、サバンナの風景や話に限りなくワクワクする自分が、30歳を過ぎて大学に行って、保健師の新人も経て、転職は多いけれどちょうど10年後、働きながら大学院に、といったいまのように生きるというのも、決して楽な気はしないです。

それでも気分だけはどうにもこうにも止まれなくて、先に進みたいのに、現実はいかだを運ぶ風や適度な波といった推進力の動きを感じなった、長くもどかしい非常に厳しい状態も結構あったりと。

その中で、時々、本当に時々だけど誰かと出会ってふと次のドアを開けることが出来たり、気が付いたり、次の段階が見えたりして、ここにいる、という模様です。

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そんな風にやってきたこともあって、「そもそも、保健師になろうと思ったことは一度もない」などど勝手に言っていますが、思い出しました。向き不向きは別として・・・それはウソでした。ですが、前から強く思い続けていまこの職業をしているわけではないので、可愛げなく日ごろはそんな風に言ったり思ったりしています。

 

「そうだ、保健師になろう!」と頭に100w電球がパっ、と急に灯ったように思ったのは、確か30歳の冬だった気もします。まだ准看護学校の学生の頃の話です。

年齢よりも、その時のシチュエーションのほうをよく覚えていてですね。私はその頃、動物の福祉を伝える市民団体で活動していたのですけども、その中の一つにパネル展というパネル展示会のような活動があったのです。

 

当時住んでいた隣の市の駅でそのパネル展をする計画ができたとき、ポスターで周知活動をしたのですが、ある自然食品や自然グッズを売っているお店にポスターを貼ってもいいですよ、とOKいただいた帰り道の出来事だったと思います。

どうしてでしょうねえ。そもそもナチュラル志向ということもありますし、その自然食のお店の方が、私も作品のファンである葉祥明さんという絵本作家さんのお知り合いだった、という見えない影響の糸もあったのかもしれません。

葉祥明(よう しょうめい)さんは、人間や動物たちや木や・・・そんなみんなの幸せを願って胸に響く絵本をたくさん残されている方です。

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この心が共鳴するといった、見えない糸のパワーは計り知れなく、その2年後には、当時自由が丘にあった葉さんのギャラリーショップを運営されていた、葉さんのお姉さんに出会うことに。

「誰かと話していて、こんなに楽しいと思ったのは生まれて初めてだ・・・」と思ったのだから、それはわたしにとって、とても特別なギフトだったのだろうと思います。共鳴する、という関係は、それがたった一つでもあれば、本当に人間生活をハピネスにしてくれると思います。

それでもお店にうかがって、お話をする、という幸福の期間はさほど長くは続かず、1年くらいだったでしょうか・・・急なご病気で急遽一足早く雲の上に帰って行かれました。

話がちょっと横道にそれてしまいました。

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そうです、その自然食のお店にパネル展のポスターを貼っていただけて、作品のファンだった葉さんのお話で盛り上がった帰り道・・・

「そうだ!保健師になろう、保健師になれば病気になる前のヘルスケアを伝えられる!」エコロジカルというか、広いところでのいのちの幸せに役立ちたかったので、まさしくぴったり、とひらめいたことを思い出しました。

いまでいう、わたしのLOHAS、LOHAS保健室的な目標はこのときから生まれたようですね。これが発祥かな?ですが、その思いが強く続くというわけでもなく、保健師や看護師という職業に関しては「向いている気がしない」などと勝手なことをを言ったりしてきたわけです。

 

それからもう19年は経とうとしているのを考えると不思議な気もします。変化ですとか、あれから起こったことを考えると、もはや過去生にも近い感覚です。ということでやっとこ、得意な分野でヘルスケアを伝えていくすべを見つけて、そこに向かっています。のところまで来た感じです。

元気にこうして生きているだけである種の奇跡のような気もしますが、これはその時々で自分で選んできた日々の選択の積み重ねということだな、という、やぎ座的地道さで今日を閉じたいと思います。生きている限りは、ときにスローでも進んでいかないと。

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