やさしい野生時間

いのちがのびのびしている世界につなげたい~保健師・Nurseのブログ

2021春のあしあと

春という季節も、足早に通り過ぎていこうとしていて、もう新緑の気配。
桜から続く花の世界のリレーは、「はいよっ」と、つつじにダッシュでバトンを渡され、白やパッションピンクのつつじがすでに満開の都心近辺です。

いくつか写真で春のあしあとを残しておこうと思いました。

ソメイヨシノなど主流の桜は、あまりゆっくり楽しまない間に瞬く間にことしは終わり。桜は夏に来年の花芽を作るのだそうで、もう次の準備にとりかかかっているのでしょうね。見えないところでこつこつと。

これも桜、ソメイヨシノより早い桜でなんだろう。満開の頃は見事なフォトスポットらしい☺
品川の荏原神社というところです。

おばあさんがトコトコゆっくり歩いてこられて、「足が悪くて上に行けないので私の代わりにお賽銭を入れてもらえませんか」とのことで、快諾。お賽銭をいれるところは、階段が数段あるのだ。

手を合わせている後ろ姿を仰ぎ見る。うつくしかった。その姿にわたしも静かに頭をさげた。
何か目には見えないけれど確かにおられる大きな存在に、特別なことではなく日常の中で祈りをする、という姿が謙虚で自然でそれがうつくしいと感じた理由だと思います。

これは河津桜
1月から咲いているのに、3月の終わり、葉桜になってもよく見るとまだ蕾のものや花をつけているものもあって。
花も、早いものも遅いものもあって、みんなそれぞれということを感じました。

明治神宮で雨上がりの朝。
雨を受けたみどりの生命力をおびた姿に目をみはる。
慈雨、という言葉の意味を実感。

雨や太陽は、いのちを育ててくれるのだ。雨をいとわない人になりたい。
だけどそれは心の余裕次第かな。
「あ、雨。」って静かなモードになれる暮らしに、本当の豊かさを感じます。

「あー雨~( 一一)」が、働く大部分の人の本音の現在かと。
だって靴も濡れるし、服も。電車通勤も外仕事も大変だしね。


だけど、あーあ、と思う人間以外、雨は確実にいのちを育てているのだ。