やさしい野生時間

いのちがのびのびしている世界につなげたい~保健師・Nurseのブログ

雪と無邪気

ベランダに、今年2度目の雪が降りました。わたしは東北育ちなので、雪には慣れ親しんでいる方だと思います。それでも東京付近では、冬でも雪の日はひとつのイベントのような特別感があるんですね。

いまではもう、それにも慣れるしかなく「雪が降ります」のニュースを見聞きしたり、実際に降り始めて積もってきたりするとそわそわうれしい気分になります。雪が恋しい、と思うこともしばしば。これって贅沢でしょうか。

朝、カーテンを開けて雪が積もっていると、「わあ・・・」
心の中で、小さないたずらっこの自分が感嘆してつぶやいているのが分かりますよー。雪が朝日に照らされて輝き、きらきらーん。いたずらっこ少女の自分の瞳もきっときらきらーん✨

つい、またとりとめもないことを書いてしまいました。



ところで私の場合、近年は3月までを1つの区切りとして、今年の1年間と考える方がしっくりきます。仕事も大学の入学卒業のタイミングもそうだからでしょうね。

まだ2月ですが、この1年間は次の準備期間と位置付けて、歩いたり、止まったり、何度か(も)呆然と倒れたり、、、時に走ったり、迷ったり、した50-51歳でした。

グレイヘア(カッコよく言うと)の爆増に自分でも驚いたくらいです。もはや増えた、程度ではないのは明らかです。ヘアカラーがある時代でよかった。ナチュラル派には違いないですが、化学の力を借りています。髪って、出ますねえ。


ですが、もう2月。1年が過ぎようとしている中、きっともうすぐそのトンネルも抜けることが出来そうです。

わたしは30歳近くで准看護学校を卒業しました。

その准看護学校在学中に、動物の保護活動に携わる機会があったのですが、その2年間で人間同士のコミュニケーションや、相手をおもんぱかる理解力がなにより重要だということを、身に刻むように体験しました。助けたいのが動物であっても、まずは人間同士のことだ、と痛感したのです。

その頃、いのちや環境と共生する生き方を目指したい、そのための健康支援の仕事ができるようになりたい。と願った以来の、次の自分の道探しのような1年でした。

21年前に願った、保健師になって、共生のための、、、までは行っていませんが、健康支援の仕事が出来るようになりたい。の願いは、ひとまず無事30代終盤に達成しました。

修士課程も50歳、フルタイム嘱託で社会人生活をさせていただきながら、なんとか終了出来ました。その後の1年間が今年です。

ですのでこの1年間のことは、最終的にやっていきたいことは割と明確なのですが、Nurse職の自分が、いったいそこまでどうやってたどり着けばいいのか、、、という、ルート探しの旅と言った方がぴったりかもしれません。そういうとカッコよさげですが、実際は果てしなくカッコよさとは無縁です笑

雪は、こんな葛藤の連続だった出来事も、あのきれいな結晶のようにキラキラと照らし出してくれた後、太陽に温められて溶け、天へと昇っていくのかもしれません。



雪のきれいさを見ると、誰もが持っているきれいで子どものような気持ちの部分に働きかけるようにも思えるんです。